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商品名：NOTTINGHAM
Spacedeck
価格：457,000 円
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ノッティンガム。アナログスタジオ社のトム・フレッチャーが開発したベストセラーモデル。
初代SPACEDECKでカルチャーショックを受けた我々にとって、この由緒ある製品名が熟成を重ねて再びカタログ上に復活したのは本当に喜ばしいことであります。
さて登場当時のスペースデッキは（聴感上で）CDを脅かすダイナミックレンジと、それまでのアナログプレイヤーにみられない高解像度による膨大な音楽情報を内包しながら、従来アナログプレイヤーでは得られないシャープな切れ味を持っていました。
その後熟成が進められ、現行モデルでは音楽情報量の豊富さやダイナミックレンジの広大さは相変わらずトップレンジに位置するものの、どのようなLPにも対応できるよう、音質傾向は安定志向に入ってきたようです。
人間とは贅沢な生き物であり、初期スペースデッキの切れ味を懐かしんだりしておりましたが、この最新型を聴く機会を得て、一瞬ハッとしてしまった次第なのです。
これは明らかに往時のSPACEDECKの音？
いや何かがもう少し違う・・・
堂々としたスケール感や怒濤の安定感がはっきり増大している印象です。
その一方で切れ味も一段と良くなり、表現領域の幅も明らかに増大。相変わらずのS/Nの良さと相まって、本当に気持ちの良いサウンドです。
またその一音一音にはエネルギー感や実体感が滔々としており、一曲聴き終えた後の印象が希薄になりがちなデジタルサウンドとは一線を画すところです。
また再現される演奏空間の濃密さ、味わい深い空気感は往時のDDではなかなか得難いものであり、シンプルな構造であるからこそ可能になった高度な表現力を秘めています。
ノッティンガムがラインナップする他の高額モデルは、もちろんそれなりに独自のポテンシャルを付加していますが、常識的な価格帯で入手できるレコードプレイヤーとしては、普通に考えればこれで十分な能力を持つといえるでしょう。
ノッティンガム同様、リジッドな構造の製品同士でのライバルは、ずばり独製アコースティック・ソリッドでしょうか。
モーターや搭載アームなど細部の考え方は異なるものの、目指す方向がよく似た製品同士であると思います。
デジタルは、まあたまに使うからそのまま置いといて、もう一回本気でアナログをやってみようとお考えの諸氏によく似合う製品であることは間違いありません。
■ターンテーブル部
●ターンテーブル：厚さ35mm／重量7kg 特殊アルミ合金製
●ターンテーブルベース：ブナ材HDFウッド+スペシャルアジャスタブルフット
●アームベース：特殊合金
●駆動方式：精密24極、無振動フリースタンディング構造のシンクロナスモーターによるシングルベルトドライブ
●回 転：33 1／3rpm、45rpmの2段階プーリー
■トーンアーム部
●アーム：SPACE ARM／特殊製法による9インチカーボンファイバー製アーム
●軸 受：特殊コバルト合金による無振動ワンポイントベアリング方式
●カートリッジ適応重量：6〜13g
●寸法：W460×D360×H210mm（アームのトップまでの高さ）
●重量：21.5kg
●ベースカラー：ブラック
●カラー：ブラックフィニッシュ
希望小売価格：￥498,000（税別）
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