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再生産のご要望が多かった901ですが、ついに満を持してタイプ3が登場 ◎お振込特典有り!

商品名:SHELTER MODEL 901 III
価格:128,000 円

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1998年の発売以来十数年のロングセラーを続けたシェルター社のモデル901は、多くのアナログファンに惜しまれつつ2010年に生産完了となってしまいました。
しかし生産完了を惜しむ声は今だ根強く、それだけこのカートリッジが大勢のレコード好きに愛された証拠でもあります。

しかしです、予想もしていなかったことですが2012年4月、MODEL901は復活を果たしました。それも型番がTYPE3になっての新登場です。
何故いきなりTYPE3なのか? 不思議に思う方もいらっしゃるでしょう。
この事情を同社を主催する小澤氏にお伺いいたしましたが、氏によりますと、前モデル901の最終形はLIMITEDとして限定発売した機種になりますが、手作業による細部のチューニングで、実際には初期型901から大きく進化熟成させた(実質的なTYPE2)モデルでした。
LIMITEDをTYPE2と命名しても良かったのですが、そうはいたしませんでした。
そこで901を再びじっくり見直した本製品をLIMITEDとも差別化する意味で、敢えてTYPE3と命名したのだそうです。

まあ型番のことはあまり深く考える必要もないので前作との大きな違いを見てみましょう。
発電機構はスペックこそ旧型と酷似していますが、定評有る旧型をさらに改良重ね熟成させたもの。
基本がオルトフォンタイプを改良したものなので、本機の安定感抜群の音色に大きく貢献しているはずです。

そしてスタイラスチップは定評有る楕円針で、0.3×0.7という楕円形状はLP音溝の状態やカッティングの違いにバランス良く反応する黄金比の形状です。これは旧型を引き継いでいます。
最近では楕円形状をさらに強くした超楕円形状のラインコンタクト針がもてはやされていますが、盤質、特にステレオ初期のカッティングに似合うものとはいえません。
往時のLPには丸針が似合うものが結構多いのですが、その点でこの黄金比を持つ楕円形状はある意味で万能ともいえるのです。

さてスタイラスチップは旧型を踏襲しましたが、カンチレバー材質が大きく変化しました。
旧型のアルミクラッドボロンから硬質アルミ材のカンチレバーが採用されたのです。
時代に逆行、安物化というなかれ。このアルミカンチレバーは同社のフラッグシップHarmonyにも採用されているのです。
まあアルミ材料といってもピンからキリまでありますが、無論音質的に厳選された素材であることはいうまでもありません。

何故今アルミカンチレバーなのか?
そこ答えは設計者小澤氏の『アナログらしい音を出したかったから』の一言に尽きるでしょう。
この事は同社製品のモデル7000・9000が最新素材で武装し、第一級の解像度の高さ・情報量の多さを提供するのに対し、Harmonyは聴感上のインパクトよりも内声部の和音が分厚く連続してバランスを崩さない自然な生音を提供する違いとよく似ております。
すなわち本機901TYPE3では、さすがにHarmonyほどの情報量は持ち合わせていないものの、聴き手をハッピーにさせてくれる高次元のアナログサウンドを提供してくれるのです。
つまり総合点が非常に高く、アナログらしい湿り気や艶やかさを存分に発揮する欠点の少ないカートリッジであるといえます。

最近のカートリッジの中にはアナログサウンドらしくない音質的な方向性を追求する製品も少なくありません。
何処の製品とは申し上げませんが、聴感上超ワイドレンジで超繊細しかもドライな音質のカートリッジで聴きますと、アナログというよりもCDやSACDを聴いているような錯覚に陥る製品が(高額品にも)少なくありません。
それはそれでCD好きには良いでしょうが、アナログで敢えてそういう再現を追求しても仕方ない・・・と個人的には思うのですが。
その点で本機は本当に心から楽しめるアナログサウンドだと思います。

頭が丸い(f特が悪い)とかバリバリの情報量重視のサウンドではないとか、何かケチが付きそうですが、いやいや音楽的な情報量はこれで十分。
肝心な音楽再現領域での音の密度が高く濃厚でしかも和音がしっかり揃っているため、安心して楽しめるし、聴き手のハートに染み入ってくるのです。
旧型901もこの様な安心感がありましたが、新型TYPE3はその思想をさらに徹底させたと感じました。
シェルター恐るべしです。

大きな研究施設を持つ大メーカーがフォノカートリッジのようなデリケートな製品の名作を必ずしも造れるとは思いませんが、同社のようなガレージメーカーでも一人の制作者の感性が製品に結実するのがアナログの世界であります。デジタル器機ではこうはいかないでしょう。
Harmonyが絶品なのは判るが値段がどうも・・・と考えていた方にとって、本機の登場はまたとない朗報といえるでしょう。


●出力:0.5mV
●適正針圧範囲:1.4〜2.2g
●内部抵抗:15Ω
●推奨負荷インピーダンス:MCトランス=10〜30Ω/ヘッドアンプ=100Ω以下
●自重:9.1g
●針先:0.3×0.7mil 楕円 ソリッドダイヤモンド(1mil=0.0254mm=25.4μm)
●カンチレバー:硬質アルミ
●針交換価格:¥120,000(税別/新品交換)

希望小売価格:¥170,000(税別)

 











 

 
 

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