|
商品名:IKEDA Sound Labs
9TT
価格:232,000 円
★販売価格は税込表記です。
◆サイト内に表記の『在庫数』は『ご注文数』の誤りです。訂正してお詫び申し上げます。
◆本製品はお取り寄せ商品です。納期は受注承諾メールにてご案内申し上げます。
◎お振込特典有り! ◆お支払い方法=お振込限定で、表記の価格よりさらに5%お値引きいたします! ◆お値引き後の価格は受注承諾メールにてご案内申し上げます。
◆受注承諾メール(二度目のご案内メール)の正常な受信のためには、メールフィルター機能を必ずOFFにしておいてくださいますようお願いいたします。
◎本製品は送料無料で全国発送を承ります。
◎低金利・分割払い(6回〜60回払い)がご利用いただけます。 ご希望の方はお手数でも、メールかお電話でその旨お知らせ下さい。 通常の契約書によるお申し込みの他、インターネット上からも簡単にお申し込みができます。
2011年秋からIKEDA製品の供給体制が新たになりました。 イケダブランドを主宰する池田勇氏が80歳代のご高齢で体力的な限界とのことであり、従来からIKEDAの協力工場であったアイティ工業が全面的に製品の生産と修理メインテナンスを請け負うこととなり、また販売はカジハララボが総代理店としてユーザーや販売店の窓口となる事に決定。 以前よりも遙かにスムーズな製品供給体制を目指すとのことで期待できそうです。 とにかく今までは注文しても数ヶ月・半年の納期はざらであり、1年近く待たされたことも有ったのです。
さて今回ご紹介のMCカートリッジ9TTは新体制になってからの処女作です。 設計そのものはもちろん池田勇氏であり、これを超精密加工技術で知られるアイティ工業が生産し品質管理を行っています。 本機の最大の特徴は、IKEDAのオンリーワン技術であったカンチレバーレス方式を止め、一般的なカートリッジと同じくカンチレバーを持つようになったことです。 言わば普通に戻ったのです。
本機はやはり新型のMC昇圧トランスIST-201との組み合わせの他、弊社常設のアストロ電子製トランスとの組み合わせでも試聴いたしました。 皆様が最も気になるのは恐らく9-MUSA-Uとの比較だと思いますので、まずはその点を申し述べておきましょう。
9-MUSA-Uは既に生産完了が決定しており、残りの生産可能数を受注生産で現在こなしています。 つまり最後のカンチレバーレス・カートリッジです。 世界中で唯一無二のカートリッジももうすぐ無くなってしまうのか・・・と考えると一抹の寂しさを覚えるのは私だけではないでしょう。
その9-MUSA-U、革命的なカートリッジ技術であることは間違いないものの、取扱いはこの上なくデリケートであり、レコード盤の盤質に問題を抱えていたり機器のセッティングが悪いと、魔性の狂気を垣間見せることもあり、とてもアナログ初心者の手に負えるものではありませんでした。 正直申し上げてベテランでも根気強くレコードや機器と付き合える方でないと、さじを投げてしまう場合も多いと聞き及びます。 良い意味でも悪い意味でも、常識を越えたとてつもないカートリッジでした。 それでも9-MUSA-U好きは曰く、どんなに高いカートリッジでも普通のカートリッジでは絶対出せない音があるんですよ! そう魔性なんですね。
話を本題に戻しましょう。 ここでは新製品9TTのご紹介がメインでした。 本製品は約一ヶ月をかけて仕事の合間にジクリ聴きました。 アームはIKEDAのショート、プレイヤーはハンスアコースティックスです。 LPはクラシックやジャズだけではなく、ポップス、ロック、歌謡曲にまでジャンルが及び20数枚はかけたと思います。 一通り聴き終えての感想ですが、実にスムーズに平和に安心して楽しめる、実に調教の行き届いたものであり、ある意味で9-MUSA-Uと対極にあるのでは?と感じさせるようなアナログっぽい音でした。 9-MUSA-Uのように、いつ何処で音がビリ付くか割れるか・・・といった心配は微塵もなく、針先が音溝に吸い付くかの如く安定して堂々たるものでした。
9-MUSA-U命の方が聴けば『牙を抜かれたIKEDA』と悪口を呈するかも知れませんが、それは極少数派アナログファンの感想ではないかと思います。 大多数のアナログファンにとって本機の音は本道であり王道であると思います。 すなわち常用に値するカートリッジなのです。 ちなみに私個人的にはどちらも捨てがたく、二者択一をしたくない欲張り者であります。(笑)
さてこのテスト時弊社にIKEDAの前作に当たるST-200というMCトランスがありましたので、これでも試してみました。 ST-200はまさに9-MUSA-U用に作られた低インピーダンス専用トランスですが、このトランスは9-MUSA-Uのウィークポイント(?)をカバーするためでしょうか、ドッシリしたピラミッドバランス型の音バランスが特徴的でした。 その為か9TTに組み合わせるとやや重い気がいたしました。 これに対して新型IST-201との組み合わせでははっきりと鮮明度が増したのです。 やはり本機には新型トランスの組み合わせが間違いないようですね。
またさらに高鮮度で究極の音楽情報量を望む方にはアストロ電子製トランスがお薦めです。 高価なMCトランスですが、絶妙なマッチングを感じ取ることが出来、それだけの価値が十分以上あることを確信しました。 しかしあくまでも9TTらしい落ち着いたエレガンスを望む方にはIST-201が無難なチョイスともいえるでしょう。
ともあれIKEDAブランドのカートリッジには今までは9-MUSA-Uしか選択肢がなかったのですが、本機の登場で多くのアナログファンにIKEDAの考えるアナログ再生の美学を堪能していただく事が出来るようになったのは素晴らしいことであります。
◆掲載写真のヘッドシェルは別売です。
●発電方式:ムービングコイル型 ●出力電圧:0.2mVrms(1kHz 3.54cm/SEC、水平信号) ●適正針圧範囲:1.75〜2.25g ●再生周波数範囲:10〜45,000Hz ●コイルインピーダンス:2.0Ω(1kHz) ●チャンネルセパレーション:27dB以上(1kHz) ●チャンネルバランス:2dB以下(1kHz) ●スタイラスチップ:無垢ダイヤモンド、ラインコンタクト ●マグネット:ネオジウム ●カンチレバー:硬質アルミニウム合金 ●質量:10.5g ●針交換:ユニット交換
希望小売価格:¥239,000(税別) ◆お支払い方法=お振込限定で、表記の価格よりさらに5%お値引きいたします! ◆お値引き後の価格は受注承諾メールにてご案内申し上げます。 ◆受注承諾メール(二度目のメール)の正常な受信のためには、メールフィルター機能を必ずOFFにしておいてくださいますようお願いいたします。 ◆本製品はお取り寄せ商品です。 納期は受注承諾メールにてご案内申し上げます。 ◎本製品は送料無料で全国発送を承ります。 ◎低金利・分割払い(1回〜60回払い)がご利用いただけます。 ご希望の方はお手数でも、メールかお電話でその旨お知らせ下さい。 通常の契約書によるお申し込みの他、インターネット上からも簡単にお申し込みができます。 2011年秋からIKEDA製品の供給体制が新たになりました。 イケダブランドを主宰する池田勇氏が80歳代のご高齢で体力的な限界とのことであり、従来からIKEDAの協力工場であったアイティ工業が全面的に製品の生産と修理メインテナンスを請け負うこととなり、また販売はカジハララボが総代理店としてユーザーや販売店の窓口となる事に決定。 以前よりも遙かにスムーズな製品供給体制を目指すとのことで期待できそうです。 とにかく今までは注文しても数ヶ月・半年の納期はざらであり、1年近く待たされたことも有ったのです。 さて今回ご紹介のMCカートリッジ9TTは新体制になってからの処女作です。 設計そのものはもちろん池田勇氏であり、これを超精密加工技術で知られるアイティ工業が生産し品質管理を行っています。 本機の最大の特徴は、IKEDAのオンリーワン技術であったカンチレバーレス方式を止め、一般的なカートリッジと同じくカンチレバーを持つようになったことです。 言わば普通に戻ったのです。 本機はやはり新型のMC昇圧トランスIST-201との組み合わせの他、弊社常設のアストロ電子製トランスとの組み合わせでも試聴いたしました。 皆様が最も気になるのは恐らく9-MUSA-Uとの比較だと思いますので、まずはその点を申し述べておきましょう。 9-MUSA-Uは既に生産完了が決定しており、残りの生産可能数を受注生産で現在こなしています。 つまり最後のカンチレバーレス・カートリッジです。 世界中で唯一無二のカートリッジももうすぐ無くなってしまうのか・・・と考えると一抹の寂しさを覚えるのは私だけではないでしょう。 その9-MUSA-U、革命的なカートリッジ技術であることは間違いないものの、取扱いはこの上なくデリケートであり、レコード盤の盤質に問題を抱えていたり機器のセッティングが悪いと、魔性の狂気を垣間見せることもあり、とてもアナログ初心者の手に負えるものではありませんでした。 正直申し上げてベテランでも根気強くレコードや機器と付き合える方でないと、さじを投げてしまう場合も多いと聞き及びます。 良い意味でも悪い意味でも、常識を越えたとてつもないカートリッジでした。 それでも9-MUSA-U好きは曰く、どんなに高いカートリッジでも普通のカートリッジでは絶対出せない音があるんですよ! そう魔性なんですね。 話を本題に戻しましょう。 ここでは新製品9TTのご紹介がメインでした。 本製品は約一ヶ月をかけて仕事の合間にジクリ聴きました。 アームはIKEDAのショート、プレイヤーはハンスアコースティックスです。 LPはクラシックやジャズだけではなく、ポップス、ロック、歌謡曲にまでジャンルが及び20数枚はかけたと思います。 一通り聴き終えての感想ですが、実にスムーズに平和に安心して楽しめる、実に調教の行き届いたものであり、ある意味で9-MUSA-Uと対極にあるのでは?と感じさせるようなアナログっぽい音でした。 9-MUSA-Uのように、いつ何処で音がビリ付くか割れるか・・・といった心配は微塵もなく、針先が音溝に吸い付くかの如く安定して堂々たるものでした。 9-MUSA-U命の方が聴けば『牙を抜かれたIKEDA』と悪口を呈するかも知れませんが、それは極少数派アナログファンの感想ではないかと思います。 大多数のアナログファンにとって本機の音は本道であり王道であると思います。 すなわち常用に値するカートリッジなのです。 ちなみに私個人的にはどちらも捨てがたく、二者択一をしたくない欲張り者であります。(笑) さてこのテスト時弊社にIKEDAの前作に当たるST-200というMCトランスがありましたので、これでも試してみました。 ST-200はまさに9-MUSA-U用に作られた低インピーダンス専用トランスですが、このトランスは9-MUSA-Uのウィークポイント(?)をカバーするためでしょうか、ドッシリしたピラミッドバランス型の音バランスが特徴的でした。 その為か9TTに組み合わせるとやや重い気がいたしました。 これに対して新型IST-201との組み合わせでははっきりと鮮明度が増したのです。 やはり本機には新型トランスの組み合わせが間違いないようですね。 またさらに高鮮度で究極の音楽情報量を望む方にはアストロ電子製トランスがお薦めです。 高価なMCトランスですが、絶妙なマッチングを感じ取ることが出来、それだけの価値が十分以上あることを確信しました。 しかしあくまでも9TTらしい落ち着いたエレガンスを望む方にはIST-201が無難なチョイスともいえるでしょう。 ともあれIKEDAブランドのカートリッジには今までは9-MUSA-Uしか選択肢がなかったのですが、本機の登場で多くのアナログファンにIKEDAの考えるアナログ再生の美学を堪能していただく事が出来るようになったのは素晴らしいことであります。 ◆掲載写真のヘッドシェルは別売です。 ●発電方式:ムービングコイル型 ●出力電圧:0.2mVrms(1kHz 3.54cm/SEC、水平信号) ●適正針圧範囲:1.75〜2.25g ●再生周波数範囲:10〜45,000Hz ●コイルインピーダンス:2.0Ω(1kHz) ●チャンネルセパレーション:27dB以上(1kHz) ●チャンネルバランス:2dB以下(1kHz) ●スタイラスチップ:無垢ダイヤモンド、ラインコンタクト ●マグネット:ネオジウム ●カンチレバー:硬質アルミニウム合金 ●質量:10.5g ●針交換:ユニット交換 希望小売価格:¥239,000(税別)
|