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ベストセラーを記録した国産スピーカーの歴史に残る銘品

商品名:YAMAHA NS-1000M (ペア) 【委託中古品】
価格:105,000 円

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飛ぶ鳥も落とす勢いだった全盛期のオーディオ業界で、ヤマハが全精力を傾注して生み出したのがこのNS-1000M。
本機は1974年に登場し、1997年まで生産が続けられ、その間20万台以上が売れたといわれる伝説の銘品。
発売当時は一台¥109,000でスタートし、その後何度か価格改定が行われ、生産完了時は確か一台¥145,000(税別)だったと記憶しています。
その間主に内部ネットワーク回路のマイナーチェンジや熟成が行われたようですが、基本構造は23年間も変わらず、発売当時にかなりの高い完成度まで煮詰められたことを窺い知ることが出来ます。
さてこのスピーカー、当方がオーディオ業界に入って間もない頃発売されたこともあり、個人的なお付き合いも長かったのです。
当時大流行だった生録音会の会場のミキシングルームでのモニタースピーカーに常用したり、国産では店のメインスピーカーだったり、とにかく海外製品と並んで人気のあったスピーカーでした。
1970年代当時で一台10万円を超えるスピーカーは高嶺の花でしたが、オーディオ全盛期のお客様のパワーには底知れないものがあり、販売店は常に品不足の状態であったことを今でも覚えています。
このスピーカーで青春時代を謳歌した数多くのお客様は、オーディオの真の楽しみを知ると同時に、オーディオ再生の奥深さをもきっとお感じになったことでしょう。
一方NS-1000Mは日本国内のみならず海外でも大きく評価されました。
北欧スウェーデンの放送局がモニタースピーカーに採用した初めての日本製品だったそうですが、その他にも話題に事欠かないスピーカーでした。
評論家の故長岡鉄男氏が本機を改造したことをきっかけに、一般ユーザーにも改造ブームが飛び火。
とにかく色々な意味で楽しませてくれたスピーカーであったことは間違いありません。
さて本機の性格に少し触れますと、中音と高音を担当するのがベリリウム製の振動板を持つハードドーム型ユニットであることが最も大きな特徴として挙げられます。
この為中高音域は振動板の伝搬速度の速さを活かした、非常に澄み切った美しく繊細な再生音で定評がありました。
これに対し低音域は30センチの大口径を持つ紙製コーンを密閉型キャビネットに搭載するため、重低音域までの伸びは確保されていましたが、バスレフ型のような軽快な重量感とは異なるため、時としてややマッタリした性格を露呈することがあり、中高音域と低音域とのバランスを上手く取って鳴らすのが、NS-1000M使いの奥義極意とされてきました。
この問題がどうしても解決できず、バスレフに改造したりネットワークを改造した方も多かったと思います。
しかし当方にいわせれば、上手いこと改造した音はそれはそれで良いのですが、どうしても無改造品が奏でる日本的なしとやかさが失われてしまうジレンマを感いていたのです。
その後、この問題は鳴らすアンプのチョイスと設置方法で大方解決することを見いだし、NS-1000M本来の美音がお好きな方にはかなりアドバイスをさせていただきました。
今弊社にあるこの現品も、もの凄くいい音で鳴っておりますぞ! もちろん無改造品です。
さてNS-1000Mにはその後姉妹機としてNS-1000が追加されました。
そもそも型番末尾のMはMonitor(モニター)の略で、外観仕上げはブラック塗装のシンプルなものでした。
M無しのNS-1000はNS-1000Mをベースに、一般家庭のリビングに置かれることを想定してか、外装を黒檀高級ウレタン仕上げの付板張りとし、サランネットも装備。逆にウーファーを保護する鉄製網目状のカバーは省略されました。
これによりNS-1000は見た目の印象がガラッと変わったほか、重量も8sアップ。
しかしスタジオモニター然としたNS-1000Mの凛としたルックスは人気が衰えることが無く、NS-1000は比較的短命に終わってしまった次第です。
今あらためてこうしてNS-1000Mと対峙してみますと、スピーカーの進歩って何なのだろうと思わずにいられません。
これは真空管アンプやアナログ再生用機器にも言えることですが、最新型が常にベストということではなく、その時代その時代に、今でも通用する名機が存在していたことを思い出すべきでしょう。
さてスピーカーの場合例えば一時期『音場型』なるものが脚光を浴びたことがありますが、録音エンジニア達にいわせれば極端な『音場型』は録音時のモニターには使えないとのこと。
元々一部の極端な性格のものを除く大半のスピーカーは、スタジオ内でのマイクセッティングやミキシングの状態をそれなりにリアルに表現してくれるからです。
音像の奥行き、距離感など、これはスタジオ内で体験してみればよく判ります。
問題は録音情報が2トラックにまとめられる際、数多くの音質調整操作、位相調整操作が加わることで本来の音場情報が次第に平板になっていくことであり、これは数多くのマイクロホンを使う録音手法では避けがたいことなのです。
2本のマイクロホンのみで収録した録音しか聴かない方なら、そもそも『音場型スピーカー』は不要なはず。
この点をご理解頂けないまま、多くの市販ソフト内の元々平板な音場情報を深々とした音場で再現させようと試みると、とんでもない泥沼にはまることがありますのでご用心を。
家庭内で市販ソフトを聴く場合は、どのようなソフトでも不自然にならない音場感を維持できるようなスピーカーの設置方法を工夫なさるべきでしょう。
その方が音楽とじっくり対峙できて心地よいはずです。
その点でもこのNS-1000Mは素直にオーナーのセッティングに応じてくれますので、それも人気の理由だったことを思い出した次第です。
さてNS-1000Mは今でも中古店でよく見かけますが、その大半は黒色塗装のあちこちが剥げ落ちたり、引っ掻いたようなキズがあちこちにあったり、角が潰れたりしたものですね。
現品は後期型ということもありますが、ぱっと見(底板を除き)キズがまず見当たらないぐらい上質な外観を維持しています。
またアッテネーターもガリが無くきちんと機能しています。
ウーファーを始めユニット自体も破損はなく大変綺麗です。
オーバーホール品が高額で売られているようですが、無改造品の本当に程度の良いものは数少ないはず。
その点でも現品は貴重だと思います。
どうぞお早めにご検討下さいませ。
◆外観美品、動作絶好調、ベリリウム振動板もエージングでこなれて刺激感が全くありません。
◆付属品:取扱説明書、何と元箱有り!
◆中古保証:委託品のため無し。
動作完動品であることを確認済ですが、万一自然故障の場合は、お届け時より一週間以内であればご返品や他の商品への交換を承ります。
●使用スピーカーユニット
ウーファー:JA−3058A・30cmコーン型
スコーカー:JA−0801・8.8cmドーム型
ツィーター:JA−0513・3.3cmドーム型
●最大許容入力:100W
●定格入力(JIS連続):50W
●音圧レベル:90dB/W/m
●周波数特性:40Hz〜20,000Hz
●最低共振周波数(fo):40Hz
●インピーダンス:8Ω
●クロスオーバー周波数:500Hz/6000Hz
●ネットワーク:3ウェイ/12dB/oct
●レベルコントローラー:中・高音,連続可変型
●エンクロージャー:完全密閉3ウェイブックシェルフ型
●外観仕上げ:黒色反艶仕上げ
●外形寸法:W375×H675×D326mm
●重量:31kg(一台)

 











 

 
 

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