商品名:Phasemation/Phasetech
EA-500
価格:448,000 円
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フェーズメーション(協同電子)にはEA-1000という管球式3筐体のフラッグシップモデルが存在しますが、本機EA-500はソリッドステート方式のトップモデルで左右別2筐体方式です。
EA-300というステレオ方式の機種が発売以来人気ですが、本機はEA-300の回路技術をベースにしていると思われ共通点が多いものの、MM入力(RCAのみ)以外の二つのMC入力はバランス入力にも対応し、また搭載されているMCトランスもバランス伝送に対応させているのが大きな特徴と言えるでしょう。 近年同社はMC信号のバランス伝送を提唱していることもあり、このEA-500はユーザーの目的を具現化する為の良きツールだと思います。
さてフェーズメーションの製品中、特にアンプ類には発売以来のこだわりがあります。 それは管球式であれトランジスタ方式であれ、全て無帰還方式の回路構成としていることです。 アンプに詳しい方には釈迦に説法で恐縮ですが、無帰還方式とは文字通り負帰還(ネガティブフィードバック)を回路中に施さない方式の事です。
ごく簡単に申し上げますと、一般的な回路構成・部品構成のアンプでは負帰還をかけた方が動作が安定し、カタログ上に見られる歪率や周波数特性といった諸特製が改善されます。 しかし無帰還方式ではこうはいかず、オーディオアンプとして必要な物理特性を得るには、部品の選別や回路構成の工夫など、かなりの知恵が要求されるのです。 すなわち本物の無帰還アンプを作ろうと思えば、コスト高を避けては通れないのです。 近年無帰還を謳う製品が価格帯を問わず多数存在しますが、ユーザーになられる皆様はまずこの点を見極めてから、本当にどちらが良いのかをお選びくださいますよう。
このことをもっとわかりやすく比喩いたしますと、例えば負帰還方式は化粧をすることと似ています。化粧には薄いものもあれば厚いものもあります。 一方の無帰還方式は全く化粧なしの素肌で勝負の世界です。 薄い化粧をすると非常に妖艶に見える場合、厚化粧が似合う場合もありますが、化粧っ気が全くない場合は素肌の美しさで勝負します。 化粧をしないと相手を驚かしてしまう場合もありますが、一方で素肌の美しさによっては相手をびっくりさせてしまうような表情の艶めかしさや若々しさ・躍動感を感じられるのも、素肌ならではの世界です。 一般的な人間世界では化粧をした方が良い場合が多いものの、化粧のない世界にはやはり本物のリアリティが感じられるのです。 誤解を恐れず申し上げましたが、例えが悪くてすみません。
そのような意味で、フェーズメーションのアンプはとにかく素肌を美しく見せる為の工夫が凝らされた製品です。 言い換えれば手抜きが出来ず真剣に作られたアンプなのです。 本機EA-500の場合も、その音質傾向はEA-300の延長線上にあり、楚々としてすました音とは無縁の、演奏の躍動感と音色の階調感がたっぷりで、音楽のダイナミクスが存分に感じられました。
内蔵トランスの音質傾向は明るく克明な輪郭とシャープさが特徴に感じられましたが、管球式とはまた別の意味で楽しめたフォノアンプでした。 クラシック専門・・というユーザー様でない限り、かなり満足度の高いフォノアンプと見ました。
●形式:V-I/I-V 変換型全段対称無帰イコライザーアンプ ●入力感度:MM=2.5mV MC=0.18mV ●適合カートリッジ出力インピーダンス:MM= 47kΩ以下 MC1.5=〜40Ω ●利得:MM=38dB MC=61dB ●入力換算S/N比:MM=-120dBV MC=-140dBV ●定格出力電圧:200mV(1kHz) ●リアカーブ偏差:±0.5dB(20〜20kHz) ●消費電力:12W(100VAC 50〜60Hz) ●外形寸法:W210×H103×D355mm ●質量:5.5kg/1台
希望小売価格;¥550,000(税別)
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