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★販売終了★ 伝統の放送局仕様TSD15に汎用コネクターを装着した、MC型原点の血筋を引く銘品 ◎お振り込み特典有り!

商品名:EMT XSD15 SFL
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通常の契約書によるお申し込みの他、インターネット上からも即日、簡単にお申し込みができます。
◎弊社取扱のEMT製品は、全てエレクトリ経由の正規輸入品です。
本機のベースモデルは言わずと知れたTSD15。
ドイツ・グラモフォン等著名なレコード会社やドイツ国内の放送局で多用されてきた他、欧州各国で大活躍してきた標準カートリッジ的存在なのであります。
日本ではさしずめDL-103の様な存在といえるでしょうが、その非凡な再現能力は永年に渡り一部オーディオファンのステータス的な存在として君臨してきました。
本サイトはオーディオ機器の歴史解説サイトではありませんからほどほどにしておきますが、モノーラル時代からステレオ初期にかけてオルトフォンとEMT製品は親戚関係・兄弟関係にあり、ビンテージショップに居並ぶ製品中には瓜二つの製品を目にすることもあります。
初期のEMTカートリッジはオルトフォン(SPUの前身)とかなりの部分で搭載部品が共用化されていましたが、自社生産化されるようになってから今の筐体デザインとなり、それが今日まで30年以上続いているわけです。
汎用アームにそのまま使えるXSD15の登場は70年代末頃で、日本からの永年のラブコールにEMTはようやく重い腰を上げたのでした。
それまでは、EMTプレイヤーやEMTアームを持たないユーザーの場合、やむなくEMTアダプターなるものを介してTSD15を使っていたのですが、接触不良のトラブルには結構泣かされたものです。
やや首(コネクター部分)を長くし、ピン配列をEIA方式に改めたXSD15の登場で、ようやくEMTサウンドが快適に楽しめるようになったのです。
ではEMTサウンドとは一体何なのでしょう?
実はこれを一言で言い切るのはなかなか難しいのです。
と申しますのも、EMT930/927プレイヤーシステム(フォノイコ・MCトランス内蔵型)の再現性、組み合わせるトランスのみEMT純正
の組み合わせ、カートリッジ単体で他社製トランスとの組み合わせ、これらの違いでEMTカートリッジは結構異なるニュアンスを再現するからです。
個人的な経験では最も重厚でパワフルである種ドスの利いた再現性を持つのがオール純正の組み合わせであり、いわば伝統ある局用の音です。繊細さやしなやかさよりも男性的で図太く強靱で積極的に音楽を押し出すといえばお判りでしょうか。分離が利いた見通しの良いステレオ感というよりも、むしろモノーラル空間に近い押し出し感と強烈なコントラストに支配される世界なのです。
この再現性はEMTプレイヤーシステム独特のものであり、良くも悪しくも唯一無二のオンリーワンの世界です。
また多くの方が固定概念として記憶しているEMTサウンドはまさにこの独特のキャラクターを指し示していると思います。
それに対しプレイヤーシステム(純正フォノイコ)を介さず純正トランスのみを介したサウンドは、独特の色濃い油彩の世界から少し脂っ気が抜け爽やかさや分離の良さが出てくるのが面白いと思います。
しかしこの場合フォノイコの選択を誤ると『水と油のような関係』で全くしっくり来なくなるのが恐ろしい点です。
またトランスをも純正以外のものを使用するとその印象はますます増長されるようであり、組み合わせる機器の選定に苦しめられる事になってしまいます。
しかし、です。現代のアナログ再生機器の充実を前提にすれば、XSD15のポテンシャルを引き出すという点で最もスリリングで面白いのはこの方法にあるような気がいたします。
ちなみに弊社でアストロ電子製MCトランスと、最近再発売されたEMT純正トランスとの組み合わせの違いを検証してみました。
いずれの場合もフォノイコライザーは予想通り真空管式が大変相性良く、XSD15が基本的な資質として備える骨格の逞しさや陰影のはっきりした再現性を間引かず誇張もせずピッタリフィットしてくれます。
純正トランス(EST10)の場合、オーケストラ等で音場が広大に展開するわけではないものの、むしろ音像は程良く密集して中抜けせず、小編成ものではコンボジャズの緊密度が高くかつエネルギッシュです。またボーカルの凛々しさは生気にあふれています。
これでもっと音域の広さや音場の広大さを望むのであれば、アストロ電子のトランスは抜群のパートナーです。
EMTカートリッジに従来の広帯域型トランスを組み合わせてあまり良い思いをしたことがありませんでしたが、アストロトランスだけは例外でした。
三次元的な広大な音場ステージには純正トランス以上に濃密な空気感が漂うのです。
オーケストラはもちろんのこと、コーラスの美しさといったらリアルとしか言いようが無く、他にたとえようがありません。
しかしソロボーカル再生では『真ん中が分厚い』純正トランスもこれに引けを取りません。
強いて使い分けるとしたら、ステレオ初期の録音には純正トランスがベストマッチ。70年代〜80年代以降のものなら大方アストロ電子にアドバンテージがあると理解いたしました。
またソロや小編成ものが多ければ純正トランス。大編成やアコースティックな録音が多ければアストロトランスと考えることも出来るでしょう。(ワンポイント録音ファンは涙するでしょう)
またアストロトランスに組み合わせた際の非常に繊細でデリカシーに富む高域情報・倍音情報が印象的であり、かつローエンドまで深々と伸びきる様を聴かされると、XSD15が基本設計の古いカートリッジであるとは思えないほどです。これがEMTの潜在能力だったのでしょうか。
ともかく組み合わせで様々な印象を提供してくれるXSD15。
現代の先端を行くカートリッジ達も次々とスリリングなアナログ再生を提供してくれるのですが、もう少しトラディッショナルな雰囲気でアナログ再生を楽しみたい方にもう一度EMTカートリッジの良さを見直してもらえたらと思っております。
◆本製品の基本仕様は楕円針ですが、定評ある丸針の仕様も承ります。ご希望の方は受注メールへの返信でその旨お知らせ下さい。丸針の場合入荷数僅少のため、納期確認してからお知らせいたします。
◆弊社取扱いのEMT製品は全て代理店エレクトリ経由のロット管理された正規輸入品です。最近直輸入品や個人輸入品が数多く出回っており、これらは万一の際に代理店保証対象外となりますのでご注意ください。
●型式:ムービングコイル(MC)型
●出力電圧:0.21mV( ± 2dB)、1kHz、1cm/sec.
●再生用波数帯域:20〜30,000Hz
●内部インピーダンス:24 Ω (1kHz)
●推奨負荷インピーダンス:100 Ω以上(へッドアンプ使用時)
●コンプライアンス:12Nm
●適正針圧:2.0〜3.0g
●スタイラス:6μm スーパーファインラインソリッドダイア(15μm 丸針仕様有り)
●重量:20.8g
●コネクター仕様:汎用アーム用
希望小売価格:¥190,000(税別)

 











 

 
 

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