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伝説のカートリッジ職人が初の自社ブランドで発表した至高のMCカートリッジ

商品名:MUTECH RM-KANDA
価格:360,000 円

在庫数:7 数量:

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神田 榮治氏と聞いても、恐らくご存じの方は少ないはず。
それもそのはず、神田氏は2012年にMUTECH(ミューテック)ブランドを興し、処女作LM-Hを発表するまで、その名を表面に顕すことをなさらなかったからです。
しかし神田氏の業界歴は大変長く、50年以上に及ぶとか。
この間、皆様よくご存じのかなり著名な製品のOEM開発にも数多く携わっておりますが、ご自分の名前は決して出さず一貫して黒子役に徹していたそうです。
お生まれが1930年とのことなので既にかなりのご高齢ですが、LM-Hの様な類例のない独創的な製品を開発する力量はまだまだ衰えておりません。
さてこのRM-KANDA。
神田氏のカートリッジ作りの集大成として2015年春に発表されました。そのベースとなるのは処女作LM-Hです。
LM-Hでは、簡単に言えば一般的なオルトフォンタイプの磁気回路とは全く異なり、ヨークを廃し、リング状のネオジムマグネットで磁気回路を作り、この中に発電コイルを埋め込んだ独自の構造と、もう一つ、『SSμM』と称する新たなコア材を開発し、これを組み合わせることで、独創的な磁気回路を実現した事が画期的でした。
これによりコイルのターン数を少なくしてコイルインピーダンスを大幅に下げながらも高い出力電圧を実現。
鮮度が高くしかも勢いのある再生音が高く評価されてきました。
さてこのRM-KANDAでは、前作LM-Hの磁気回路を基本としながら少しチューニングを変えており、出力インピーダンスが少し高くなったものの(それでも2Ω!)、出力電圧も少し上がり、さらに使いやすくなりました。
またのアルミ合金にアルマイト仕上げをしたボディのLM-Hに対し、RM-KANDAでは高硬度のブラックロジウムメッキが採用することで、ボディの強度が大幅に向上。
特にアナログオーディオ機器は全てに共通することが、強度や硬度の確保が制震性能を高めることが知られており、この部分だけみても明らかな進化であると思います。
このRM-KANDAですが、ようやくジックリと試すことが出来ました。
現代的なカートリッジの最高峰と称されている製品の中に、ZYX(ジックス)やマイソニックラボ等が著名であり、当然ながらこれらの製品との聞き比べになりました。
まず最初にお断りしておきますが、これらのカートリッジのポテンシャルを引き出すには、動作精度と安定性が非常に高いトーンアームとそれをしっかりサポートするターンテーブル、そして高性能なMCトランスの存在が欠かせないのは言うまでもありません。
まずZYXのトップクラスの製品ですが、とにかく振動系の工作精度の高さや微に入り細に入り徹底したチューニングで設計精度に忠実な高さを持つカートリッジらしく、レコード音溝からの情報量の多さは相変わらず圧倒的であり感動的でもあります。
50年以上前の録音でも、今眼前で演奏されるような生々しさが溜まりません。
解像度の高さ、いわゆる情報量の多さならやはりまだまだナンバーワン。この点では世界中にライバルはいないでしょう。
そして人気のマイソニックラボ。
組み合わせるトランスをシビアに選ぶのでご注意いただきたいのですが、トランスがマッチした際の色彩感豊かな再現性はまことにドラマチックであります。
情報量の多さでZYXに一歩譲るものの、トータルバランスは優れており、音楽に力強い息吹を与えてくれました。
少し演出性・脚色性を感じますが、これは前向きに許せるキャラクターだと思います。
そこでこのRM-KANDA。
磁気回路に用いる磁性材の考え方が似ているせいか、どちらかといえばマイソニックラボに近い性格を感じました。
しかしよくよく比較してみますと、RM-KANDAの方がキャラクターが少なく一段とピュアな印象です。
ZYXの様に振動系の組み立て精度にもかなりこだわった成果でしょうか、きめ細やかさもZYXに近い印象で高鮮度。
また無用な膨らみは良く押さえられて抑制が利いていながら、力強さも十分でした。
一方でこの三者に共通なのは、現代的なカートリッジらしく、非常に微細な音情報まで映し出しながらも、全くひ弱な印象がない点で素晴らしい!
さてあなたならどれを選ぶかと聞かれれば大変迷ってしまいます。
しかしマイソノックラボ的な印象とZYX的な印象をある意味で併せ持つミューテックの存在価値が、聞き込むほどに急浮上。
趣味の世界ですから好みでどれを選んでも良いのですが、もし一個だけ持つなら、このRM-KANDAも有力な選択肢であることは間違いないでしょう。
高価なカートリッジですし、追々アームも良くしたりMCトランスもグレードアップしたりと、アナログの最深淵の追求には確かにお金がかかりますが、それでもセットがまとまったときのパフォーマンスは、数百万円クラスのとてつもないデジタルプレイヤーや、ちょっとお金をかけた程度のハイレゾ再生システムが束になってかかってもかないません。
少し前までは存亡の危機にあったアナログレコードから、こんなに素晴らしい音が出せるようになった事を知ってしまえば、もうアナログやめられませんね。
ハイレゾ流行の影響なのでしょうか、アルバム単位でジックリ音楽と対峙するというスタイルが一時廃れかけましたが、アナログの見直しで、アルバム単位で聞く音楽の楽しさが昨今再認識されているそうですよ。
【製品の仕様】
●発電方式:ムービングコイル型
●出力電圧:0.5mV(1kHz 3.45cm/sec)
●適正針圧範囲:1.8〜2.0g
●再生周波数範囲:10〜45.000Hz
●コイルインピーダンス:2.0Ω(DCR)
●クロストーク:28dB以上(1KHz)
●チャンネルバランス:0.5dB以内(1KHz)
●スタイラスチップ:セミラインコンタクト
●カンチレバー:φ0.3mm 無垢ボロン
●自重:9g
●ターミナル・ピン:ロジウムメッキ
●針交換:発電ユニット交換

希望小売価格:¥380,000(税別)

 











 

 
 

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